「……矢崎?」 懐かし響きなのに なぜか儚い名前 矢崎の顔によく似てる いや 間違いなく本人だ 矢崎はこちらを見て無反応 喋ろうともしない 「矢崎…お前何してんだよ……」 もう俺の方を見てくれない 顔からは生死が感じられない こんな矢崎…見たことない… あんなにいつも微笑んでいたのに