横に座っていた優真くんの肩にもたれながら寝ていると優真くんに名前を呼ばれた。 もうお別れの時間だ。 なんとなくわかった。 『優真くん仕事頑張って』 「うん。ありがとう」 離れるのはやっぱり寂しい。 でも…私が、 笑顔で送り出してあげる義務があるんだ。 玄関を出る前に別れのキスをしてくれた。