〔私の事は考えてくれないの?〕
〔考えてるよ〕
〔優真くんの気持ちがファンにしか行ってないように見える〕
〔どうせ俺の気持ち何て結菜にはわからないだろ?〕
私は返事を返さなかった。
優真くんの言う通り人の気持ち何て所詮わからない。
それが恋人でも…
生まれてから一緒にいる親の気持ちでさえ分からなくなる時がある。
私は優真くんに伝わらなかった悲しさとムキになってしまった自分が憎くて泣いた。
泣いている途中何回か優真くんから着信が入った。
けど、出なかった。
喧嘩するつもりはないけど、優真くんの気持ちがどうしても理解できなかった。

