私は海に来るのが久しぶりという事もあり、テンションが上がった。 『海だ』 私は優真くんを置いて海に向かって走った。 親は仕事で土日関わらず忙しい。 親には夏休み何てない。 だからまともな旅行もないし、こういうところにも来ない。 10年ぶりくらいに来た気がする。 「子どもみたい」 と、私を見て優真くんは言った。 優真くんが言う通り子どものようにハシャイでいた。 素直に楽しかったし、 こういう所に連れてきてくれて嬉しかった。