『たまたま今日の朝優真くんに会ったの』 「………」 『で…』 「付き合ったの?」 『…うん』 「龍成は泣くだろうね。」 沙希はそう言い残して席を外した。 やっぱり無理だと思うよね。 龍成の気持ちを… 人一倍知っている沙希には難しいかな。 けど、少しでもいいから私の幸せを祈ってほしい。