『寝坊しました。すいません』 「早く座れ」 朝の会が終わるのと同時に私の席に沙希が来た。 沙希には報告しなきゃ… けど沙希は怒るだろうな。 予想できる事だったけど…勇気を出して昼休み沙希に話した。 『あのさ、沙希は…』 私は沙希にどう話していいかわからず、そう切り出した。 「なに?」 『龍成と私がより戻してほしいって今でも思ってる?』 「まぁ…龍成の気持ちは誰にも負けないと思うよ。」