「俺、結婚します。まだ相手の方には何も言っていません。何も言っていないので何とも言えませんが…。liveが終わってから聞きたいと思います」
「もし、失敗したら皆さん慰めてください(笑)」
「もし、結婚しても…続ける気満々なので、ずっと一緒に歩いていきたいと思っています。今後も応援してほしいです」
「長々とすいませんでした。ありがとうございました。」
優真くんが誰に対して“結婚”と言っているのかが全く分からなかった。
わたし?
それとも違う人?
私は完全に、放心状態だった。
ただただ、勝手に目から涙が溢れてきた。
横にいた沙希を見ると沙希も涙をながし…二人して涙していた。
タオルで目を押さえ、
周りに気付かれないよう泣いた。

