優真くんに一方的に肩を抱かれ…私は車に入った。 車に入っても不機嫌な私。 自分が子どもなだけなのに…優真くんに当たってしまう。 情けなすぎる。 「結菜嫌い」 『え?』 「って言われたら傷つくでしょ?」 『別に』 「じゃ、別れるか?」 突然優真くんの口調が変わって… 恐怖が溢れた。 いつものように優真くんに逆らう気でいた。 私が思っていた以上に優真くんは私に真剣に問い掛けてきていた。 それに気づけなかった。