家に帰っても、どこかで優真くんのメールを待っている自分がいた。 でも、沙希に言われた事を思い出して、携帯と離れようと心掛けた。 けど、 思った以上に辛かった。 ご飯を食べて…お風呂に入って…テレビを見て、布団に入って、いつもしている事と変わらないのに…過ぎていく時間が凄く長く感じた。 『あぁ!』 思い切って携帯を手取った。 メール3件。 画面にはそう表示されていた。