『沙希に言われなくてもわかる!』
「もうやめようよ。結菜が辛くなるだけだよ。そんな結菜みたくない。」
気づいたら泣いていた。
気づいたら、声をあげて泣いていた。
気付いたら2人で泣いていた。
私は、大切な大事な友達を持ったみたい。
いつの日か私は芸能人に恋をしていたんだ。
幸せすぎる夢を見ていたみたい。
私は勇気を振り絞って優真くんにメールをした。
〔こんにちは。もう優真くんとのメール辞めます。優真くんも私のアドレスを消してください〕
沙希の前でメールを送った。
そして沙希の前で、
優真くんのアドレスを消去した。
きっと、沙希が居なかったらできなかっただろう。

