「ありがとう」 『夢みたい』 すると優真くんは私の耳元で聞こえるか聞こえないくらいの声で呟いた。 「いつか結婚しような」 私は嬉しくて嬉しくて嬉しさを言葉に出来ず、力一杯優真くんを抱き締めた。 出来るのならしたい。 私の旦那さんが優真くんのなら毎日浮かれてしまいそう。 想像するだけでなんだかにやける。 「エッチしたい」 『最悪(笑)』 さっきの優真くんはカッコよかったのに「エッチ」という言葉を発した瞬間全部が崩れたようだった。