家に帰り、
気づいたら崩れて泣いていた。
泣いても泣いても…今回ばかりは忘れることができなかった。
優真くんの顔が…
優真くんの言葉が…忘れられなかった。
私は龍成の隣にいてもとても幸せだし、龍成と今付き合っていてとても幸せ。
けど、龍成ではなく優真くんに向いていた。
優真くんと出会った日から私は優真くんに向いていて…他に向くことはなかったのかもしれない。
私は泣きながら、
優真くんに電話をしてしまった。
自分でも自分をコントロールできずにいた。
『優真くん…会いたい』
「結菜、強くなれよ。幸せにしてもらえよ」

