「帰るか」 沙希の言葉で2人は帰る準備を始めた。 私は最寄駅まで送り、 1人でマンションに戻った。 パーティーの片付けをしながら、龍成の事じゃなくて…優真くんの顔が浮かんでいた。 半年という時間が忘れさせてくれると思っていた。 でも無理だった。 優真くんと幸せになりたいという気持ちが強すぎて忘れる事ができなかった。 そんな自分に腹が立って泣いた。 どうしてもこらえることができなくて…泣いた。