「ねぇ、来たよ」 龍成は私と沙希に言うとエレベーターの中に入って行った。 龍成が1番に乗り、2番目に沙希、 3番目が私という順でエレベーターに入った。 するとエレベーターボタンを押す前には優真くんが立っていた。 『ゆう…』 「何階ですか?」 と、目を合わせようとせず、言った。 「結菜何階?」 何も知らない龍成が私に聞いた。 『…9』 優真くん気づいてない? それとも、 演技してるの?