次の日― 目は腫れていたが、家にいると泣いてしまうため学校に行った。 そんな私を見て沙希は一緒に泣いてくれた。 嬉しくて、でも悲しくて… 結局涙を流しっぱなしな一日だった。 家に帰っても涙…学校に行っても涙。 目が痛いのに泣きやむ事ができなかった。 人間ってこんな泣けるの?と思った。 いなくなって初めて気づく大切さ。 それは優真くんだけではなく、龍成のときもだ。 けど…こんなに泣いたのは始めての経験だった。