わたしの彼氏は芸能人。




「俺が女といたからやきもち妬いたの?」




優真くんの声がいきなりいつもの優しい声に戻った。



それはずるいよ。

反則だよ。



そんなの優真くんに勝てるわけないじゃん。




『違うよ』

「仕事ばっかりで嫌か?」

『それはあるけど…なんか、ファンの子に勝てる気がしない』

「いつ勝てと言った?」

『ファンの中には私より優真くんを理解してる人だっている。私より可愛い子だってたくさんいる。』

「まぁそうかもな。でも、それは俺が決めることだろ?」