わたしの彼氏は芸能人。




横にいた女性は私の顔を見ながら首を傾げる。

私と女性の間にいる優真くんは気まずそうな顔をして…私とさえ目を合わせようとしない。



そういうこと?とも思った。



そういう事なら優真くんから“別れよ”って言ってほしい。



私は優真くんじゃないからわからない。

けど寂しい。




『じゃ仕事頑張って。バイバイ』


そう言い残し、

私は優真くんの前から去った。




コンビニ行き、雑誌とお菓子を買ったが、さっきあった食欲が今はなかった。



お菓子は台所に置いて…

自分の部屋のベッドに横になった。




さっきの優真くんの表情とか…女性の顔とか…頭から離れなかった。