-桜桃-*君が落とした涙-*




そしてあっという間に放課後。





校門の前には案の定黒い車が止まってる。





バックウィンドウには


やっぱりキティちゃんキーホルダー


がぶら下がっていた。




彼女はキティちゃんの大ファンだ。




「佐倉ぁ‼」




3階から声を振り絞って名前を叫ぶ。


「お前…馬鹿じゃねぇの!?」


目立ったって別にいい。



あたしはただ早くここから抜け出したかった。





佐倉の黒のワゴン車に乗り込んだ。






「佐倉遅い‼」
「仕方ないでしょ?この時間混んでんだから」
「でもあと15分じゃねぇかよ⁉」
「大丈夫大丈夫ー♪間に合うっしょ♪」
「はぁ…」