男性は、185はあるのでは。というくらいの高身長に、整った顔立ち。
そして、執事のような衣服。
「お嬢さん。ここは、レーズワイン家のお屋敷、どうしてあなたはここにいらっしゃるのですか?」
なんの冗談だろう。
そんな名前は聞いたこともない
私は立ち上がり扉を勢いよくひらいた。
「え・・・」
いつも来ていたはずの図書館の外は、すぐに外へ通じていた。
だが今回は、永遠無数に続く廊下と部屋。
その一角に私はたっていたのだ。
意味わかんない。
どうなってるの。
混乱と同様が抑えきれない。
「あの・・・ここは何という国でしょう」
おそるおそる尋ねる。
「?おかしな方ですね、ここはレトワール国の中心部ソーレ街です」

