先ほど座っていた場所にまたたどり着く。
きっと悪い夢。
そうよ。
さっき、起きたんだもの。
また寝れば、いつもと同じ景色がみえるはずよ。
そうして私はまた、目をとじた。
「お・・・・お・・さ・・お嬢さん!!」
「ッ・・・!?」
バッと起き上がると、そこには若い男性がいた。
「大丈夫かい?」
顔を覗き込む男性は、ひどく心配そうな顔をしていた。
私は、小さく頷くと、バッと勢いよくたちあがり、窓を見た。
そこには、昨日見た景色が朝日をうけ輝いていた。
深く深くため息をつき男性に目をやった
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…