クスクス

どこからか響く笑い声。


来てしまったのね・・・


どうしてきたの?


いろんな言葉や声がまじりあう。



ーーーーーーー!!!


「っ・・・・」


目を開けると、そこはあの図書館。


先ほどまで明るかった、外も暗くなり始めている。


「・・・早く帰ろ。」


立ち上がり図書館を出る。


だがすぐに、私はその足を止めた。


「なに・・・ここ・・・」


そう。図書館だけは変わり映えしないものの、いつもの街とは違う。


建物は外国風だし、第一この時間帯で回る人は多いはずなのに、人っ子一人みあたらない。



何が起こったのだろう。


私は仕方なく、図書館へ引き返した。