そんなこんなで図書館につくと、一番日当たりの良い場所を選び腰をおろす。



「ふぅ・・・・・」


しばし、窓から外を眺めている。

ふと背後に気配を感じ、振り返る。


後ろにいたのは、見覚えのない男性。


同い年くらいだと思う。


日頃この図書館に入り浸っているが、こんな客はみたことがない。


この図書館は、人の出はいりも少なく、古い書物がたくさんある。





こんなとこでも人くんのね……




感心していると男と目があった。



冷たく、鋭い目。



なにもかも見透かすような。