新訳浦島太郎~another story~

「たろちゃん、ずっと図書室にいたの?たまにはのんびりしたら?ちょっと顔色悪いわよー。」

夜遅く家に戻ると、既に帰宅していた美里に太郎はそう声をかけられました。

「うん、でも時間がなくて。」

「……え?時間?」

「あ、いや、なんでもない。」

「駄目よ、隠し事は。どうしたの、教えて。」


太郎は少し間を空けて話し始めました。