新訳浦島太郎~another story~

あくる日から太郎は一日図書館へ入り浸りひたすら勉学に励みました。

その熱意は司書の方々の間でも有名になり、彼女らの間では家庭の事情で高校に行けなかった悲劇のヒロインとして扱われ、彼女らは親切に彼が読めない文字を解説してあげていました。


「やはり……。疫病は本当に起こっていたのか。」


太郎は日本の疫病の歴史に関する書物を片っ端から読みあさっていました。その中に1400年に起きた応永の疫病という見出しを見つけました。