新訳浦島太郎~another story~

あたりは美しい色とり取りの魚達が舞い、踊り、延々と食事が運ばれて来ます。

太郎はもう自分は死んでしまったのだと思いました。

これが噂に聞く天国だと。

時の流れも忘れ、何も考えず、只身をゆだね、永遠とも感じられる極楽の世界を太郎はひとしきり楽しみました。