新訳浦島太郎~another story~





「……さん、もしもし、聞こえますか」

太郎は誰かに声をかけられ目を覚ましました。その声のする方へ目をやるとそこには一匹の大きなウミガメがいました。

「大丈夫ですか?」

「……カメが喋った?」