新訳浦島太郎~another story~

例年この街は年が明けてから雪が降り始めることが多かったのですが、その年は少し早く12月の中旬にはもう雪が降り出していました。

待ち望んでいた日がやってきました。

高鳴る鼓動を抑え、太郎は抜かりのないように入念にチェックをして、家を後にします。


見覚えのある路地を抜け、懐かしい思い出のアパートを確認し、そっと塀の裏に身を潜めます。