新訳浦島太郎~another story~

遠く流れる波の音を聞きながら太郎はじっくりと作戦を考えました。

急を要していたために着の身着のままで竜宮城へ来てしまっています。

あわてて何か身につけているものはないかと探すと、常に持ち歩いていた風呂敷の中に、銀の鍵が付いた革のケースを見つけました。懐にはメモも残っています。


そのボロボロにいたんだケースを強く握ります。


(これで大丈夫だ。)