刻々と時だけが無情にも流れ、太郎の言う通りに、得体の知れない薬など誰も飲んではくれませんでした。 ただ太郎の家族と、美鈴の家族だけは話を聞いてくれて、信じてくれました。 もうすぐこの集落で大変な疫病が流行るから、それを防ぐために太郎は薬を未来から持ち帰ってきてくれたと。 誰もが馬鹿にする話を信じてくれました。得体の知れないその錠剤や、薬品を太郎の言うがままに飲んでくれました。