新訳浦島太郎~another story~

「た、太郎……おい!太郎が戻ってきたぞ!!みんなー!」

太郎が集落へ戻ると皆驚愕の表情で彼を迎えました。太郎は数年前に神隠しに会い、死んでしまったと思われていました。

恐る恐る、美鈴の元へ向かうと、太郎の顔を見るやいなや、彼女は大声を出して泣いてしまいました。


「よかった。きっとまた戻ってきてくれると信じていました。」


美鈴の年齢を聞くとどうやら太郎は、疫病が流行る年の1年前にタイムスリップしてきたようです。




「1年か、1年あればなんとかできるはず。」