そう言うと役場の人間は太郎の腕を掴み、外れにある小屋へと連れ出しました。




「いいか、君はもう家へ帰ってはいけない。よく聞くんだ。今この集落では原因不明の疫病が発生している。もう何人も感染していて、残念ながら死者も出ているんだ。今はただもう隔離するしか成すすべがないんだ。」