傍にいさせて






―――――……




お風呂から上がって、そろそろ食べ終わったかなぁと思いながら、髪を乾かし、リビングに向かった。




「……………………………………なにこれ……」




リビングは宴会場になっていた。



えぇ……。


どうしていいか分からず、その場に立ち尽くしていたら、誰かのお父さんが座るように促した。



ん…、あれ?

あの人どっかで見た気が………。




「………!…理事長!?」




よくよく見たら、理事長だった。


え、何で?

てか、いままで気づかなかった私も私だけどさ…。



瞬きをしながら理事長を見ていると、横から誰かが抱きついてきた。