悩んだ結果
 フラボンワーズをお皿に乗せた。

 ポコポコポコ…ッと音を立ててお湯が沸いた。
 お気に入りのコップに、アップルティーの味がする紅茶。
 
 仕方がないから、彼専用のコップにコーヒーを入れて
 さっきからずっと、電話身夢中な彼の隣に座った。

 
 小さな声で“ハイ”っと目の前に置いた。

 すると、手が伸びてきて、会話をしながら
 頭をポンポンっと小さくはにかんで撫でてきた。
 
 すぐに会話に戻ったけど・・・

 やばいよ・・・。反則だよ・・・。

 顔を下に向けて、
 
 きっと・・・・いや、絶対に真っ赤な自分のほほに手を当てた。


     ずるいよ・・・・////