トタトタっと勢い良く階段を降りると


「ごきげんね?」

と、リビングで書類に目を通してたお母さんが顔をあげながら、そう言った。

「友達と遊ぶから…」

自分が浮かれてたことに気づき、少し俯きかげんに言ったけど、

「彼も居るからでしょ?」

となんでもお見通しのお母さん

だったが、
私を見たお母さんの顔が曇った気がした…

気のせいだよね?

そう思い

「行ってきます!」

と私は家を出た。