いちごあめ

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 「先生、プリントこれでいいですか?」
 「おう!ありがとな」
 今は職員室。
 数学の先生から頼まれたプリントを渡し終えたところ。
 「おっ。佐々木いいところにきたな!」
 話かけてきたのは担任の山田先生。
 「なんですか?」
 正直鬱陶しい…。
 「おい!心の声聞こえているぞ!俺泣くぞ!」
 「…どうぞご勝手に…」
 「ひどぉーい」
 「きもぉーい」
 山田先生は20代後半で、すごく気さくだ。
 だからクラスのみんなからはいじられキャラとして定着している。
 「まーそれはいいとして、佐々木はこれから暇だろ!」
 「なんで暇決定なんですか…。ま、暇だけど…」