いちごあめ

 「ひーくんあそぼ!」
 「ごめんなさい…ふーちゃん。日向、勉強に専念したいからって部屋にこもっているのよ…。今日のところは勉強に専念させてあげて…」
 「そうですか…。それじゃあ帰ります…」
 部屋の窓から君を見送る。
 「ーごめんな…ー」
 俺がこぼした言葉は、虚しく6畳の部屋に消えていった。