「ひーくん!あそぼ!」
 君は俺の家に来ると必ず笑顔を見せてくれた。
 「…ごめん…。受験勉強あるんだ…」
 本当は推薦で入れてもらえる大学はあった。
 …でも、俺はもっと上の大学を目指していた。
 「…そっか……。ごめんね…」
 シュンとして帰って行く君の姿を見送る。
 この時の胸の痛みようはハンパない…。