いちごあめ

 「そんなわけない!むしろ嬉しいし、もっと一緒にいたいって思う!」
 はっ!?
 なにいってるんだ私!
 こんなの好きって言っているようなものじゃない!
 恐る恐るひーくんを見てみると
 「へっ?ひーくん…」
 顔が赤いよ…?
 そういう前に視界が暗くなった。
 「は?へ?ひーくん?」
 これが抱きしめられていると気付いたのは視界が暗くなってしばらく経ってからだった。
 「…そういう期待させるようなこと、気もないのに言っちゃいけないよ…」