いちごあめ

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　「それじゃあ、天月先生、さようなら」
　ひーくんと生徒指導室をでて職員室の前にきたのでひーくんに別れを告げた。
　「え？何言ってんだよ。送るよ」
　何言っているんだはそっちです。
　「それは流石に遠慮しておきます」
　流石に先生と生徒の身分だから、送ることは出来ないと思う。
　「大丈夫。今日はもう上がりだから」
　「…でも…。他の生徒に見られたら大変ですよ…」
　もし見られて他の生徒や先生にあらぬ噂をたてられたら、ひーくんに迷惑がかかってしまう。
　「時計見てみろ。もう部活してる生徒も帰っているし、日が暮れて外も暗い。こんな中女子生徒を、しかもたった１人で帰らせる方が問題だと思うぞ」