いちごあめ

 「いや。いいよ。てかそうポンポン男子の紹介されたら、何気に傷つくし」
 「え?」
 「ん?いやふーが知らなくていいこと」
 気を遣われているならつらいな…。
 余計にシュンとなった私を見たひーくんはスーツのポケットをごそごそし始めた。
 「どうしたの?」
 「ん?いいもの」
 会話が成り立っいないと思ったのは私だけ?
 「あっ!あった。ほら!」
 「あっ!これ…」
 きれいな手から渡されたのは、見覚えのあるピンクの包み。