いちごあめ

 「だろ。だから天月先生にクラスの奴の名前と顔を紹介してやってくれ」
 ほれ、と名簿とクラスみんなの写真を投げつけてきた。
 天月先生…。
 今は放課後。
 もう殆どの生徒が帰ったり、部活へ行ったりしている。
 …それって…。
 「ちょやっぱり用事が「じゃーたのんだぞー。天月先生後はこいつでー」
 行ってしまった…。
 ふとひーくんのデスクを見る。
 心なしかひーくんとガッチリ目が合った。