私は健の家にお母さんと入り健の部屋に向かう


ドアを開けて中に入ると泣いてる健が居た


『結衣』


健は力なく私を呼ぶ


『大丈夫?』


『結衣…俺…』


健は言葉にならない言葉を言いながら泣いてる


私は健の側に行き抱き締めた


健は私の胸の中で泣いていた


どれくらいたったかわからない


ずっと泣き続ける健をただ抱き締めた



『ごめんね、私何も知らなくて』


『俺が何も言わなかったから、お前に心配かけたくなくて』


『ごめんね、私ねずっと健が何か隠してるのはわかってた…でも聞けなくて怖くて、瑞樹と会ってたのも知ってたの…隠してるのはその事だって勘違いしてた』


私はそう健に伝えた


『ごめんな…瑞樹とは、課題をしなきゃいけなくて、早く終わらせたくて会ってたんだ、早く終わらせてこっちに来たかったから』


健が話してくれた