あなたへ

壱は仕方なく言う


『はいはい邪魔者は帰りますよ』


結局壱を追い出してしまった


『健、ごめんね、壱に悪いことしたかな』


ちょっとひどかった気がしたから健に謝ると


『いいよ、最近毎日居るから結衣とあまり引っ付けなかったから』


健も同じ気持ちでいてくれたのが嬉しかった


『結衣明日は久しぶりに二人でデートしような』


『うん』


やっぱり健はちゃんと誕生日覚えててくれたんだ


何も考えて無かった訳じゃないみたいで嬉しかった


『何か本当夏休み入った途端に壱は毎日くるし、はたからみたら壱が結衣の彼氏に見えるから嫌なんだよな』


健が急に私に甘えながら言う


『だね、私も健が壱に取られてるみたいで嫌だよ』


『明日は久しぶりに邪魔者なしで楽しもうね』


健が言い壱には悪いけど久しぶりに二人で過ごせることがうれしい