あなたへ

数分後


ぐったりした私は健の膝枕で横になってる


吐くだけ吐いて大分楽になりました


『大丈夫?』


心配そうに顔を見る健


『大丈夫じゃないだよ』


やっぱりおかしな思考になってる私


『だからあんなに飲むからだよ』


『だって飲みたかったんだもん』


『まあたけちゃんたまにはいいんじゃない』


壱が言う


『そうだけど…てか結衣外で飲むの禁止な、何かすげぇ~心配だから』


『飲みませんよ』


外で飲もうなんて全く考えてません


だいたい未成年だしね


それにお酒はもうこりごり


あんな気持ち悪い事は嫌だから

『健、水飲みたい』


『はいはいお姫様』


そう言い水を取りに行く


『たけちゃん優しいねさすがいい男だね』


壱が水を取りに行く健を見て言ってきた