あなたへ

ああやっぱり健に抱き締められると落ち着く


私は今だとばかり健に甘えた


しばらくして壱がトイレにたったのを見て健が言う


『まだ怒ってるか?』


私は首を横に振る


『じゃあ仲直りしようね』


そう言いキスをする


唇が離れて私は健に聞く


『好き?結衣の事だけ好き?』

『ああ、好き、お前だけが好きだよ』


久しぶりに健に好きって言われた気がする


『結衣もね健だけが好きなのら』


健にそう伝えた


『もうお前は酔いすぎ、気持ち悪くないか?』


『悪くないから飲ませて』


『仕方ないな』


ほらね健は優しいから飲ませてくれるんだ


結局そのあと飲みすぎで私は気分が悪くなりトイレに運ばれた

『健、取り敢えず吐かせろよ』

壱の声が聞こえる