あなたへ

私は逃げるように部屋にこもった


健は追いかけても来なかった


久しぶりに健とこんなにケンカしてしまった


でもどうしても押さえることはできなかったんだ


でも本当に大切に思っていたなら逃げずに話しをするべきだったのかもしれない


この時ちゃんと話してればすれ違いなんて起きなかったのかもしれない


結局ケンカしたままただ時間だけが過ぎていく


夜になっても健が部屋に来ることはなくて


私はいつのまにか泣きながら眠ってしまってた


目が覚めたのは夜中…


リビングに行くと健と壱が居た

『結衣ちんおはよう』


壱はお酒が入ってるのかハイテンション

『おはよう、なんで居るの?』

『テストお疲れさま会しようと思って押し掛けちゃいました』

なんて笑顔で言われた