あなたへ

自己嫌悪に落ちてしまう


『結衣、まじ怒るなよ』


『もう嫌、なんで？瑞樹と仲良く話できるの？私嫌だって言ってるよね？なんでわかってくんないの』


多分テスト明けで疲れてたんだ

いつもならこんなこと言わないのに


『それは同じ講義で同じ班なんだから仕方ないだろ』


多分健も同じ疲れてたんだ


『じゃあ私の目の前で電話してよいつもこそこそ、なんで私の前じゃ電話しないの？』

ずっと思ってたこと…


健は私が彼女と仲良くするのを嫌だと言った時から私の前じゃ絶対電話しなくなった


『お前が嫌がるからだろ』


そんなことわかってた…健なりの優しさだってこと


でもそれが逆に嫌だった


『そう…なら電話好きなだけすればもういい今は健と話したくない』


もう何か何もかも嫌だった