あなたへ

健も疲れた顔してる

『そうだな、帰って寝よう』


健と家に帰り久しぶりに一緒の布団で眠った


健に抱き締められると安心して眠れる


今日まではお互いバイト休みだからゆっくりできる


明日からはバイト三昧


休んでた分働くのです


眠りから起きると健が居なかった


眠い目を擦りながらリビングに出ると楽しそうに話してる健を発見


でも健は私を見るなり電話を終えた


『誰?』

気になったから聞いた


でも聞かなきゃよかった


『ああ瑞樹』


『ふ~んそう』


『寝てる間に何件か着信あったから』


『そう』


明らかに不機嫌になってしまう

『結衣、おいで』


『行かない』


『なんでだよ』

『嫌だから』

嫉妬してる私が一番嫌だ

健が悪いわけじゃなく、多分私の心が狭いんだ