あなたへ

贅沢な悩みだよね


それはわかってる

『結衣見ろよ、壱バカだよな』

健は桜さんと話してる私の元に来て言う


『健もしたら?』


『俺あそこまでバカになれない』


なんて言ってる


壱は本当に楽しそうにはしゃいでる

何故か壱を見ていると胸がドキドキする


健には感じないまた違う何かを私は壱に感じてしまっていた


桜さんは壱を見て笑ってる


それが少し羨ましかった


健とは正反対、そこに惹かれてしまう自分にまだ気づいてなかった


昼を食べてから夕方まで遊んだ私たちはまた桜さんの車に乗って帰る


『壱、寝てるし、彼女に運転させて寝るとかあり得なくない』

桜さんはそう言う

『本当ですね、なんなすいません』

健が謝る


『まあこんな奴だって知っててつきあってんだけどね』


『本当よろしくお願いしますね』


なんて話してるのを私はただ聞いていた