あなたへ

いつのまにか私も歌わされていて


気付いたら時間がかなり経っていた


『そろそろ終わりだな』

壱の声で皆が納得してカラオケ終了

『また来たいねみんなで』

私は壱に言う

『だね、本当久しぶりに歌ったから俺声こんなだよ』


『壱くんめちゃくちゃ歌ってたもんね』


『まあね、本当久しぶりだったから』


『でもスゴい歌上手いよねびっくりしたよ』


『そんなことないって』


帰り道も何故かずっと壱と話してた


健はただ前を振り向きもしないで歩いてる


『じゃあ俺駅だからまたな、たけちゃん』


『ああ』


壱はそう言い駅に向かった


『俺こっちだから、結衣ちんまたバイトでね、彼氏くんも楽しかったよまた遊ぼうな』


『ああ、また』


そう言い真鍋っちも帰ってく